自分が再訪したいと思っている、もしくは再訪したことのある店だけを挙げてみた。

チャントーヤ (御茶ノ水)

　ココナッツカレー専門店だそうだ。味の系統はタイカレーだと思う。というか、ホームページを見たら「タイ風カレー」って書いてあった。ココナッツミルクはこれまでずっと苦手だったのだが、2年ほど前にタイで食べたタイカレーがおいしくて、苦手意識が払拭された。ココナッツミルクを使ったカレーが苦手な人も、一度食べてみてもらいたい。

グルガオン (銀座)

　オーソドックス（？）な北インドカレーを出す店。ダバ インディア（こちらは南インド料理の専門店である）の系列店。ダバ インディアと同じく、予約の時間厳守だったりと、少し厳しいところはあるが、店員さんは感じがよいし、料理はとてもおいしい。夜のコースは3000円弱のお値段だが、3000円であの内容であれば満足感がある。（サラダ、チーズクルチャ、カレー、デザート、ドリンクの5点セット）

　夜に行く場合は予約しておくべきだが、予約を取らないテーブルもあるそうなので、早い時間に少ない人数で行けば、予約なしで行っても入れる。急に誰かと食べに行くときなど、とてもありがたい。

ニルヴァーナ (六本木)

　昼のランチビュッフェにしか行ったことはないが、とてもおいしかった。ランチで2000円もするが、カレーだけではなく置いてあるものすべてがおいしい。ナンのおかわりは焼きたてを配ってくれるし、至れり尽くせりである。値段は高いが、それだけの価値はある。テーブルの間の距離とかも広くて、全体的に高級というか、お金かかってそうな感じが漂っている。カレーがあまり好きではない人でも楽しめそうな感じ。

エチオピア (神保町)

　チキンカレーやビーフカレーなど、いくつかのカレーがあるが、ベースとなるカレーは全部同じ味のようだ。カルダモンの爽やかさが印象的なカレーである。この店のカレーの独特の感じが気になって、それでカルダモンというスパイスを知った。他のお店で食べられない独特なカレーだと思う。個人的には、ここのご飯の炊き具合がとても好きで、このご飯はカレーにも合うけれどカレーだけなのはもったいないなぁと思っている。

　辛さは0倍から70倍まで選べる。どの辛さでも無料という太っ腹さである。前に社長と一緒に食べに行ったのだが、彼は30倍を頼んで、あまりの辛さに震えながら食べていた。個人的には、3倍ぐらいでも十分辛い。

デリー (上野)

　会社からだと上野店が近いので、よく上野店に行く。インド・パキスタン料理という説明がついているのだが、インドとパキスタンは仲が悪くなかったっけ、と、カレーとは関係ないことが少し気になってしまう。

　コルマカレーという、玉ねぎを大量に使ったカレーが好みである。辛いんだけれど、玉ねぎのせいで甘くもあり、不思議な味がする。ずいぶん前にdancyuという雑誌にレシピが載るというので買ってみたのだが、玉ねぎを炒める手間がかかりすぎて、結局1回も作らなかった。

　カシミールカレーというもっと辛いカレーもあって、こちらもおいしいのだが、自分の辛さ許容量を超えているので、こちらは食べないことにしている。たまに他の人から一口だけもらうが、一口で汗がブワッと出てくる。

ディラン（御茶ノ水）

　なんとも特徴が表現しづらいのだが、インドっぽいカレーをご飯で食べる店。現状、店主一人でやっているのに、注文後にカレーをいちいち小鍋で温めなおすとか、手間がかかることをしている。その手間の効果はあって、たしかにおいしい。

　ディランは近所にエチオピアやチャントーヤがあり、この辺り、個人的にはカレー激戦区である。

紅花別館 (日本橋)

　鉄板焼きの店なのだが、ランチ限定のココットカレーも名物である。味の系統的にはデリーのカシミールカレーと似ているように思うが、カシミールカレーが純粋に辛さを押し出している感じなのと比較すると、こちらの方が複雑な味がする。

　個人的には辛さが許容量を超えているのだが、おいしい。辛いのが大丈夫な人にはおすすめ。

curry 草枕（新宿三丁目）

　「オリジナルスパイシー玉ねぎカレー屋」だそうだ。カレー一皿にたまねぎが1個分ぐらい入っているそうだが、その割にあんまり甘くない。他のお店でここと似ているところを知らないが、強いて言うならエチオピアに少し似ているだろうか。

まとめ

　こうして振り返ってみると、欧風カレーが1つも挙がってないことに気づく。決して欧風カレーが嫌いというわけじゃないんだけど、どこで食べてもおいしい分、「この店！」というのが挙げにくい、のかなぁ。

　挙げた店はだいたいどれもこれもオリジナル感がつよいというか、「このカレーが食べたい！」となったら、他の店ではあんまり替えが効かない。そういう店がたくさんあるというのは、東京のよい所だなぁと思う。